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転職したい、退職したいと思った小児科看護師が転職に向けて考えるべき事!
小児科の看護師が退職したい!転職しなくちゃ!と思う時ってどんな時だと思いますか?
もしも、もう我慢の限界だ。明日にでも退職願を上司に叩きつけてやる!って思ってる小児科の看護師さんもいるかも知れません。
もしかしたら、もう我慢できずに提出しちゃった看護師さんもいたりするんでしょうか?
ちょっと待ってください。その退職願の提出や、退職しちゃったけど適当なところで次の職場を決めようかと思ってる方!
もう一度一緒に今後の事を考えてみませんか?
それから退職願を提出しても手遅れになる事はありません。
退職しちゃった看護師さんに至っては、もっと良い条件の転職先が見つかるかも知れません。
目次 [目次を隠す]
小児科看護師が退職(転職)を考える時、実行する時。
一般外科病棟に勤務する成美と小児科勤務の好子は同期で来年4年目を迎える中堅看護師。二人は食事の際に久しぶりに顔を合わせて、お互いの職場の愚痴を言い合ううちに、好子は転職に気持ちがドンドン傾いていく。という話。
成美「好子じゃない?久しぶりだね!」
好子「あ、成美ちゃん。本当にお久しぶり!元気そうだね。」
成美「好子、少し痩せたんじゃないの?小児科って、いつも忙しそうだもんね。休憩とかもろくに取れないんでしょ?」
好子「そうなんだよね。午前中のケアが終わらなくて昼休みが半分の時間も取れないって事はザラなんだ。」
成美「うわっ!ありえない。私だったら多分キレてるな。」
好子「もう私もキレたいよ〜。」
成美「だよね〜。レスピレーターつけてる子とかの人数も半端ないでしょ?」
好子「ウンウン、多分成美ちゃんの想像を絶する世界かも〜。でも目下私の悩みのタネは指導中の新人さんなんだよね。」
成美「今年の新人は、どこも不作だって噂だからね。ウチの新人も良く言えば打たれ強い、ハッキリ言って状況を全く理解していないって言うか、空気が全く読めないって言うか。困ったところも結構ある。」
好子「そっかぁ。ウチはね、何かする前から無理って自立を拒否しちゃう子で、失敗を恐れすぎて全然前に進めない感じなんだよね。だから、未だに主体では動けない状況で主任や師長からのプレッシャーも結構来てるんだよね。」
成美「面倒臭い新人だね。て言うか、もうすぐ1年経っちゃうじゃん。そしたら自分が先輩になるって自覚あるのかねぇ?」
好子「まぁ、打たれ弱い子だから余り直球な声かけができなくてね〜。どうしたら良いのか正直行き詰ってるんだ。」
成美「でも、もともと好子は子ども大好きで絶対に小児科が希望!って言ってたでしょ?だから新人以外の事だったら、やりがいって言うか、満足感を感じながら働けてるんじゃないの?」
好子「それも、そうでも無いんだぁ。この前、私が担当していた患者さんのお母さんが凄くて。全部自分の思い通りにならないと受け持ちから外せとか、とにかく毎日クレームの嵐でね、主治医が退院許可しても心配だって退院も拒否する状態。」
成美「いわゆる、モンスターペアレント的な感じだよね…。怖いね…。」
好子「でも、小児科って結構多いの。そう言う親というか、家族が。」
成美「対応するだけで疲れるよね〜。あぁ考えただけで疲れるわ。」
好子「その一件で実際、私もかなりヤられた感じがあるの。しばらく食事が食べられなかったりして…。」
成美「えぇ〜!それってヤバくない?病院には行ったの?休んだ方が良いんじゃない?」
好子「そうなの。一時期は心療内科に通ったりもしたんだよね。でも気分転換が必要。って先生に言われて。」
成美「でも休めなくて、そんな忙しくて無理でしょ?気分転換とか!」
好子「それが、そうでもなくて、心療内科で紹介してもらったヨガを始めたら結構私には合ってるみたいでね〜。」
成美「ヨガ?!あのヨガ?」
好子「そうなの。今は、もっとヨガにハマりたいって思って、そのための時間が欲しいって思うようになったの。」
成美「じゃあ食事とか食べられるようになって体調も回復したの?」
好子「うん、前よりも健康な感じ。だから今の仕事だと、そういう事に使える時間が少ないって感じて来たの。」
成美「まさか、辞めちゃうとか言わないよね?」
好子「それがね、この前、ヨガのセミナーと旅行を兼ねて沖縄に行ったんだけど、凄く楽しくて住みたくなっちゃった。」
成美「えぇ…?もしかして、沖縄移住計画?」
好子「うん、うまく行けば、沖縄に転職して引越せるかもしれないんだ〜。そうなったら、また連絡するね!」
小児科の看護師が転職や退職したくなる時って、どんな時?
新卒の看護師と違って、小児科である程度の経験を経た看護師さんであれば、退職や転職を考えた回数もそれなりにあるのではないでしょうか?逆に一度だって退職や転職を考えた事がない人がいればお会いしてみたいほどです。
その度に、そんな考えを否定したり打ち消したり、或いは思い留まるような出来事を経験したり、誰かの引き留めがあったり、など色んな事で踏み止まって今日まで来ているはずです。
それほどの人たちが、退職しよう、転職して新しい世界へ飛び出そう。そう思うのには、それなりの理由が存在するのではないでしょうか?
成美さんと好子さんの会話からも垣間見えた、いわゆる中堅クラス以上の看護師さんが退職、転職したくなる理由やシチェーションを掘り下げてみたいと思います。
重症患者の対応、新人看護師の指導など複数業務に追われ疲れた。
成美さんと好子さんの会話の中でも登場するレスピレーターを装着しているような患者さんが多数いる。つまり最強レベルの重症患者を多く抱えている病棟だという事ですよね。
レスピレーターを装着しているという事は、それに付随してたくさんのポンプが並んでいる中で輸液管理を行い、時間ごとに体位変換を行い…。細心の注意を払いながら全身管理を行わなくてはいけない状況。
さらに好子さんの場合は、プリセプター業務も行っており、自分自身の大変な業務の上に、積極性に乏しい問題がある新人の指導も行わなくてはいけないという激務です。
想像しただけで辟易としてしまいます。この時点で「そんな仕事は私には無理」と放り出したくなってしまった人もいるでしょう。
どちらかの業務だけであれば、何とかこなせて来たけれど両方を担うには荷が重すぎる。そう感じて、この仕事から解放されたい、そのためであれば退職、転職も止むを得ないと感じてしまったとしても何の不思議もないと思いませんか?
好子さんとは違うけれど、小児科の普段の忙しい業務に加えて多忙な委員会活動などをしなくてはいけなくなった。など複数の業務に追われて疲れて辞めたくなる看護師は少なくありません。
モンスターペアレントにやられた。
まさに小児科特有の悩みですよね。The小児科という感じで看護師が思わず退職したくなる理由のトップクラスにあるものだと思います。
もちろん、病気の子どもを心配する余りに、親が子どもに関する事柄へ異常とも言えるほどの関心や執着を見せる事はよくある事です。
でも、子どもの回復に伴い親や家族の異常さも一緒に軽減したり改善する事が普通なのですが、時として病的ないわゆるモンスターペアレントに遭遇する頻度は低くはない確率であります。
好子さんが経験した母親の件のように、周囲の人への執拗なクレームや医師の指示にも従わないため、制止不可能な暴走っぷりを見せる親との直接対決ほど消耗する事は他にはないくらいです。
頑張りすぎて自分がメンタル的に弱ってしまったり、体調不良に陥ってしまったりして眠れなくなったり、食事が摂れなくなってしまうという事も最近は多くなって来ているようです。
そんなモンスターペアレントから一度狙われてしまったら、もう二度とあんな辛い思いはしたくない。と今の職場を退職して逃げ出したい。そう思ってしまっても全く不思議はありません。
自分の時間を重視したくなった。
激務と多忙の小児科病棟勤務の中では、ついつい自分の時間というものを見失ってしまいがちです。小児科看護師は寝ても醒めても仕事の事を考えてしまいがちな人種でしょう。
そんな中で心身ともに限界まで達してしまうと、燃え尽きてしまい立ち直れなくなる人とそこから何か別の夢中になれる自分の時間を取り戻して立ち直れる人がいます。
好子さんの場合は、モンスター新人やモンスターペアレントによってメンタルを病んでしまった事がきっかけでヨガにハマり、あれだけ手放せなかった仕事をやすやすと手放せてしまえるほどの経験をしています。
そして、自分の時間=趣味の時間を充実させるための仕事へ転職したいという具体的な夢や希望も持つようになりました。こういう場合は、災い転じて福となす。というポジティブなイメージの転職ですよね。
こんな理由は新卒看護師には、あまり見られないのではないでしょうか?中堅クラスと言われるような、ある程度の経験を経た看護師が辞めたくなる理由の一つでしょう。
小児科看護師が辞める時、転職に向けてどう動くのがベスト?
どちらかというと小児科での経験が豊富と言われる部類に入るほどの経験年数を積んでいらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
ですから、小児科が好きとか嫌い、向いてるとか向いていない。という理由での転職先選びは滅多にないと思います。つまり退職理由はハッキリしていて、転職に向けての目標や条件も比較的ハッキリしている状態が前提になるでしょう。
そういう事でハッキリとした退職理由ごとに、転職に向けての動きについてまとめていきたいと思います。
重症患者の対応、新人看護師の指導など複数業務に追われ疲れたという場合
重症患者の対応、新人看護師の指導など複数業務に追われ疲れたという場合はどんなことに注意して転職先を選んだ方が良いのでしょうか?
小児科から小児科へ転職する場合
中堅クラス以上になると、複数の業務を兼任できる事が到達目標とされる事も多々あるでしょう。ただ、兼任する複数の業務内容によっても状況は全く変わりますよね。
例えば、重症患者の対応と新人看護師の指導を兼任していたとしても、重症患者の程度にもよりますし、新人看護師のレベルにもよります。そこは、上司の裁量にもよると思います。
好子さんの場合は、上司に恵まれなかった事もバーンアウトせざるを得ない状況に陥ってしまった原因の一つと推測できます。同じ小児科でも采配の上手な上司の下であれば、好子さんも優秀な小児科看護師として働き続ける事ができるでしょう。
つまり、転職先の人間関係であったり上司がどのような人であるのかを知っておく事、また自分が転職したら、どのような立場を求められるのか?そういう事を把握しておいた方が良いでしょう。
決して、自分が同じ経験年数の人よりも能力的に劣っていたから、転職先は重症患者が少ないとかプリセプターなどの教育的立場を求められないようなレベルを下げた所で探そうなんて事を考えないでください。
小児科から違う診療科や分野に転職する場合
小児科看護師として勤務する以上は、子どもやその親のペースに合わせて動かなくてはいけない、つまり自分のペースで仕事ができない。という状況は不可欠です。
ですから、いくら自分自身は速いペースで仕事ができる人であったとしても、時間内に業務を終えることができず連日の残業になってしまう事は本当にザラにありますよね。
それに加えて病棟行事などを任された。などの複数業務に嫌気が差したのであれば、小児科以外の選択肢を考えてみても良いのかもしれません。
成人が患者という対象であれば、話も通じますし意思表示も自分できちんとしてくれます。ですから、自分のペースで仕事をこなす事が可能です。
職場にもよりますが、計画的に仕事を進められれば時間内に業務を終えられるという事がほとんどですから、そういう意味では、小児科よりも働きやすい環境と言えるでしょう。
モンスターペアレントにやられた。という場合
モンスターペアレントにやられた。という場合はどんなことに注意して転職先を選んだ方が良いのでしょうか?
小児科から小児科へ転職する場合
最初からモンスターペアレントだったという人は案外少ないかもしれません。治療過程に不信を抱いてモンスター化してしまう。などの家族であれば、小児科と言わず成人の家族の場合にも存在します。
ですから、モンスターペアレントに遭遇したくないけれど小児科では働き続けたい。という人も職場さえ気をつけて選べば、問題なく再び小児科へ転職する事は可能です。
やはり、重症患者の家族はナーバスな場合が多いので、そういう重症患者を受け入れるような先端医療的な事を提供する病院は避けた方が無難かもしれません。
また、夜間救急を行なっているような場合は小さなクリニックや外来でもパニックになった家族の対応をしなくてはならず、辛い思いをすることも少なくないかもしれません。
のんびりと子供と関わりながら働きたい、病院にはこだわらないという場合であれば、保育園での勤務なども良いかもしれません。
小児科から違う診療科や分野に転職する場合
もしも、転職先を小児科とこだわらないのであれば成人の方がきっと気持ち的にも楽だと感じることが多いのではないかと思います。
患者さん自身が自立した成人であることがほとんどのため、特別に状態が悪い、病状が悪いなどでなければ家族とも関わることが非常に少ない状況です。
そもそも、モンスターペアレントは成人の一般病棟などで遭遇するようなナーバスな家族の比ではない事がほとんどです。それでも本当に患者家族との関わりを避けたいというのであれば、老人病棟や特養施設などはどうでしょうか?
もちろん、ご両親を大切にしている息子さんや娘さんとの関わりはありますが、小児科での切羽詰まったような緊迫した関係性になるという事は本当に少ないと思います。
自分の時間を重視したくなった。という場合
自分の時間を重視したくなった。という場合はどんなことに注意して転職先を選んだ方が良いのでしょうか?
小児科から小児科へ転職する場合
まずは、仕事。と言う考え方からシフトチェンジして、まず自分の時間が取れるという条件が揃った上で小児科で勤務したい。と思うのであれば、具体的に勤務形態から検討する必要があるでしょう。
好子さんの場合のように、ヨガにもっとハマりたい。という希望があれば、ヨガを習うための時間を確保する事が最重要課題です。その時間が昼間に欲しいと言うのであれば夜勤専従といった勤務形態を選ぶのも良いかもしれません。
また逆に夕方以降の時間を確保したいのであれば、残業が少ないクリニックなどを選ぶのも良いでしょう。もしくは日勤のみの勤務が可能な病棟での勤務も内容によっては良い選択になるかもしれません。
何れにしても、自分が確保したい時間をハッキリさせる事が、まず大切なことだと言えるでしょう。
小児科から違う診療科や分野に転職する場合
最近は、好子さんのように何かをきっかけに自分の視野が広がったり世界観が変わった。と若いうちに看護師以外のことを経験しておきたいと思う人も増えています。
つまり、ダイビングにハマって南の島の離島看護師として有期派遣という形で移住しながら働き、数年経って元の土地に帰りたくなれば帰る、そのまま永住したければ永住する。というパターンです。
そういう場合には、小児科をきちんと経験しているという経歴はプラスに働く事が多いでしょう。離島などの僻地では、小児科が不足していたりで、きちんと知識や技術を身につけたスタッフが重宝される場合が多いのです。
成人看護は小児看護ができていれば、その知識や技術でカバーできたり、融通が利くという状況でもあります。つまり、大は小を兼ねるの逆の事も言えます。
もちろん、離島への移住などは考えていない。むしろ、趣味や習い事などに通いやすい今の住まいの近場で探したいと思う人であったとしても同じ事です。
自分の時間を確保しやすいのは、小児科と比べると、絶対数が多い成人が対象の病院やクリニック、施設などであることは確かですし、選択肢も無限と言っていいくらいに広がります。
まとめ
小児科を退職したい、転職したいと思った看護師が転職に向けて考えるべき事のまとめはいかがでしたか?
すでに小児科で看護師としてキャリアを積んだ方たちですので、新卒看護師のように漠然とした理由ではなく、確固とした理由やモチベーションを持っている人が多いはずだという思いでまとめてみました。
今まで積み重ねてきたキャリアを生かした転職であっても、これまでの世界とは違う世界へ飛び出そうという転職であっても、これまでの経験は十二分に役に立ってくれるはずです。
せっかく、そのような素晴らしいキャリアをきちんと生かした形で転職するためには、専門のコンサルタントを利用するととても便利です。
いろんな転職サイトがありますので、登録してみて相性の良いコンサルタントや自分が欲しい情報を得意とする転職サイトを主に利用することは効率よく転職を成功に導くための有効な手段だと思います。
そして、皆さんが今まで以上に活躍できる職場を見つけ出せる事を心から願っています。
執筆者情報
看護師と小児科の求人 編集部
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