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看護師の経験はあるけど、初めての小児科転職を考えた時に知っておいて欲しい事!

小児科で働きたいと思う看護師さんって、子どもが好き。っていうのが絶対条件のように思われがちですよね?

ただ、子どもが好きというだけで楽しくラクラク、とまでは言わなくても、毎日やりがいと充実感を感じながらイキイキと働いている自分を想像してしまいがちじゃありませんか?

実は私、小児科に配属された時、小児科勤務は希望ではありませんでしたし、子どもがあまり好きな方ではありませんでした。

言葉や話が通じないし、すぐに泣いたり暴れたり、良いことと言えば小さくて軽いこと。くらいで、入職当時は早く成人が対象の一般病棟で働きたいと思っていました。

ですが、実際に働いてみると逆にそんな私だからこそ比較的長く続けられたのかもしれない。と思うようになりました。そして、嫌だ嫌だと思っていたからこそ、見える良いところが徐々に増えていきました。

そんな小児科で看護師として働きたいと思うのであれば、是非とも知っておいて欲しい小児科の「現実」を少しでもご紹介できればと思います。

目次 [目次を隠す]

小児科へ転職したいけど、今までの看護師経験って役に立つの?

希は、もともと小児科が希望でしたが敢えなく超多忙な脳神経外科に配属され何とか我慢して来年の春で4年目になる予定。3年働けば十分と感じ、これを機に小児科へ転職しようと思っています。

そこで、学生時代の同級生で新卒採用されて以来、現在まで小児科病棟に勤務している経子さんから情報収集も兼ねて相談に乗ってもらう事にしました。

小児科病棟に勤務している経子さんから情報収集も兼ねて相談に乗ってもらう事にしました。

希「実は私、今年いっぱいで今の職場を退職して小児科病棟で働かせてもらえる病院に転職しようと思ってるんだ。」

経子「そうなんだ。希は学生時代から小児科が希望だったからね。良いんじゃない?今は、脳外だったよね?」

希「そうなの。オペ後とか寝たきりの人とか多くて、ほぼ力仕事って感じで疲れちゃった。」

経子「そうだよね、脳外って何かと大変そうだもんね。」

希「経子はどうなの?今の職場は?」

経子「そうだなぁ、希ほどでは無いとは思うけど、小児科もそれなりに大変だよ。」

希「経子が小児科で働いていて一番辛いって思った事って、どんな事?」

経子「うーん、やっぱり看取りには当たりたく無い。辛すぎる。」

希「…。そうだよね(そんな当たり前の事頭になかった!)小児科だって治らなくて亡くなるって事あるんだよね。」

経子「そうだよ。ウチは重症の子が特に多いから、希が思っている以上に多いかもしれない…。」

希「でもさ、普段は可愛い子どもたちに囲まれて楽しい!って感じじゃないの?」

経子「そっか、希は子ども好きだもんね。だったら、逆に小児科ってどうなんだろうって思っちゃうよ。」

希「!?どう言う事、子ども好きは小児科って向かないって事?」

経子「向かない、とは言わないよ。でもキツイって感じる事がきっと多いんじゃないかなぁ。」

希「具体的に言ってよ。なんだか不安になってきた。」

経子「ウチの職場、離職率が結構高いんだよね。しかも入ってすぐに辞める人が多い。こんなハズじゃなかった。とか理想と現実のギャップが埋められなかった。とか。」

希「そういうのって、どこでもある事なんじゃないの?別に小児科だけじゃなくても。」

経子「じゃあ聞くけど、希は、どんな子でも絶対に可愛いって思える自信がある?」

希「どんな子でも、ってどう言う意味?」

小児科にいる子供達は可愛いばかりではない…

経子「こんな言い方は患者さんに対して失礼かもしれないけど、入院が長くなると、反抗的になったり生意気になったりして、接しにくい子って結構いるよ。子どもは素直な分、ある意味で残酷だから、致命的な欠点を突いてきたり…。私の同期の子は、すごく優しい子だったから、逆に子どもからイジメみたいな目に遭ったんだ。身体的な事だったり、からかわれたり。だけど注意したりできなくて、自分が心を病んで退職したよ。そんな事を目の当たりにして私は、正直入院患者である子どもたちを全員可愛いとは思えなくなって悩んだ時期もあった。でも先輩に、それを相談したら、逆にその位の方が向いてる。って言われたの。」

希「うわぁ…。何だか想像してたのと違う。」

経子「あ、別にそういう子が全部ってわけじゃないよ。もちろん普通に可愛くて素直な子の方が多いくらいなんだよ。」

希「ううん、ありがとう。そういう事って実際働いてる人しか知らない話だよね。ありがたいよ、そういう情報。」

経子「じゃあ、もう一つ。普通に可愛い子たちも検査だの処置だのって痛い事や怖い事になると怪獣に変身するの。」

普段は可愛い子達も、痛い事や怖い事になると怪獣に変身!

希「えぇ〜、もう意味が分からないよ。」

経子「痛い事や怖い事になると、子どもたちは全力、死に物狂いで抵抗してくるの。余りにも凄く泣き叫ぶから、思わず躊躇して力を緩めたりしようものなら、その隙をついて押さえてる手に噛みつかれた事があった。

すっごい噛み付くから、1週間アザが消えなかったよ。あと、蹴飛ばされて処置用の清潔物品を全部床にぶちまけられた事もあったね。全部怒られるのは私なんだけどね。」

希「そっか。つまり、子ども=可愛いって思ってる人間が何も知らずに小児科に行ったら痛い目に遭うって事だよね。」

経子「でも子どもが好きだから、そういう部分も乗り越えられる。って人も多いのは事実だよ。」

希「経子、今日はどうもありがとう。すごい参考になったし色々考えた方が良いって思えたよ。」

経子「なんだか、イヤな事ばっかり喋っちゃったみたいで…。でも、同じくらいやりがいもあるからね。」

希「うん、そうでなきゃ経子だって3年も続けられなかったでしょ?」

経子「そうなの、小児科ってなんだかんだ言っても飽きない。毎日が勉強って感じがして私は好きだよ。」

希「毎日が勉強か…。そうだね、小児科って内科疾患も外科疾患も全部含めて小児科な事が多いから幅広い知識がないとやっていけないよね。」

経子「そうそう、それに色んな年代というか発達段階の子たちがいるから、そういう部分も合わせて観ていく必要があるから、本当に大変だよ〜って、またネガティブアピールになっちゃった。」

希「ううん、本当に助かった。何も知らずに小児科へ転職する前に教えてもらって、良かった。知らなかったら、転職した後で、こんなハズじゃなかったのにって思う気持ち今はよく分かるもん。」

経子「そう言ってもらえると私も色々と話してみて良かった。希が、小児科看護師としてデビューする日を楽しみにしてるからね。」

小児科へ転職を希望する看護師が知っておいて損はしない小児科の特徴って!?

今の職場(小児科以外)を退職して、小児科へ転職したい。と思う皆さんの目には、小児科ってどんなパラダイスに映っているのでしょうか?

希さんのように、子どもが好きで学生時代から小児科で働きたいって強く思っていました。っていう人もきっと、いや絶対に少なくないと思います。

だけど、希さんのように楽天的観測で小児科を希望するのであれば、もしかしたら後悔する事態に陥ってしまう危険性もあるんです。

だからと言って、小児科が怖すぎる未知の世界だとは思わないでください。知っていれば、心の準備ができます。何と言っても子どもが好きっていう事は何にも勝る小児科向きな才能だと私は思います。

だからこそ、知っておいて欲しい小児科の特徴をざっくりお伝えしたいと思います。

特徴その1 小児科に入院中の子は、ズバリ!可愛くない子も意外と多い!?

小児科に入院中の子は、ズバリ!可愛くない子も意外と多い!?

いきなりハードなタイトルで申し訳ないな、という気持ちで一杯です。ですが、希さんと経子さんのやり取りの中からも見て取れるような小児科の現実は結構多くあるんです。

可愛いと子どもたちに心を込めて疑いの心なんて微塵も持たずに誠心誠意の看護を行っている人の方が受けるショックは大きいと思います。

子どもって実はすごく残酷です。

この一言で相手がどんなに傷つくか?こんな事を言ってしまえば自分がどんな人間だと思われるか?そんな大人の常識は子どもには、まず通用しません。

ですから、看護師自身がコンプレックスに感じている部分を真正面から突いてくる子も普通にいます。しかも、子どもはしつこいです。何度も、何度もしつこく言います。

周囲の看護師や親などの大人たちも、それをどう注意して良いのか一瞬躊躇してしまうような事を平気で言ってしまうので厄介です。

言われた本人が「そんな事を言われて私は傷ついた。」とハッキリ言ってしまう事が一番の解決策ですが、すぐにそんな対応をするのも難しくて、大人しくて繊細な人は心から傷ついていく事も多々あります。

そんな行動には、かまって欲しい、自分の事だけを見ていて欲しい。などの本当の気持ちが隠れていたりする事がほとんどです。病気と入院生活という環境が素直に気持ちを表現するという感情を歪めているのです。

そうやって、ある意味で解りやすい行動をとってくれる子どもは、まだ良い方なのかもしれません。すごく大人びた子や医療者全般を敵と見なして心を開いてくれない子。

どう関われば良いのか、全く分からなくてお手上げだ!自分だけが拒否されているのではないだろうか。とどん底な気分を味わう事も少なくはありません。

では、そんな解りにくい行動や態度でしか自分の本心を表現できない子にも、人の欠点をしつこく指摘してくる子にも、更には優等生で可愛らしい子にも同じ対応ができる自信がありますか?

最初から、そんな神対応ができる看護師はきっと少ないと思います。でも、子ども好きな人や小児科にとても興味を持っている人なら、きっとそんな解りにくい子どもの行動にさえ興味や疑問が持てると思います。

この子が本当に言いたいこと、求めている事って何なんだろう!?

この子が本当に言いたいこと、求めている事って何なんだろう!?そう思う事が出来たなら小児科看護で感じる事ができる世界は広がっていくと思います。

つまり小児科看護は、上辺だけの可愛くない子という認識だけで、思っていたのと違う、こんなハズじゃなかった。と嫌になってしまうのは、勿体無い世界なのです。

一見、上辺では可愛くない子も本当の姿を知る事が出来れば、実は可愛い子だった…。と実は奥が深いのが、小児科の患者さんの特徴的な部分だと言えるでしょう。

特徴その2 小児科病棟では、家族の対応に結構疲れる!?

いわゆるモンスターペアレントの存在は、小児科ならではの風景ではないかと思います。

小児科病棟ならではのチョット面倒クサイあるあるをご紹介させてください。いわゆるモンスターペアレントの存在は、小児科ならではの風景ではないかと思います。

もちろん、成人の一般病棟でもクレーマー家族は多くて、看護師の一挙一動を見逃す事なく、少しでも疑問を感じると処置やケアの手を止めさせて細かい事を質問攻めにしたり、注文をつけてきたり…。

たくさんいる患者さんの家族の中には、そんな家族も確かにいると思います。ただ、小児科病棟での家族は、そういう家族がほとんどで、そんな風景は珍しくないかもしれません。

えぇっ!小児科病棟に入院している患者の家族は全員モンスターペアレント!?でも、そう思うのは待ってください。日本人の普通の感情として、これから未来のある若い子が病気になってしまった。

もしかしたら、命を落としてしまうくらいの病気。さらに言えば、生まれて間もないような子であれば、尚更のことでしょうが、きっとほとんどの人が赤の他人だったとしても「なんて不憫な!」と強く同情するはずです。

それが、自分の子だったり孫だったりするのであれば想像に難くないことではないでしょうか?

「自分が代わってあげられる事なら…。」「この子の病気を治すためであれば何でもする。」

いくら命を救うための治療の一環だ、逆に子どもの安全を守るために治すために看護師がしている事と頭ではわかっていても、泣き叫んで暴れる子どもを無表情に押さえつける看護師は鬼にしか見えなくなるかもしれません。

肉親がそんな感情を抱くのは全く不思議ではない事ですし、もっと言えば当然の事だろうな。と第三者的には思えます。ところが、医療者サイドの人間からすれば、全く迷惑な話です。

一刻を競う状態なのに「子どもが可哀想!」と取り乱してしまう母親や「子どもが、こんなに泣き叫んだり怖がっているのに、血も涙もないのか?」と逆ギレしてくる祖父や祖母。

医療の知識がない肉親であればあるほど一種のモンスターペアレント化は顕著です。医療行為を邪魔する家族にしか見えなくなれば、関わりたくない気持ちしか持てなくなります。

しかし、その前に自分の子ども、孫を失うのではないかという事への不安や恐怖がそうさせているとわかっていれば、そんな家族にも冷静に看護師として寄り添う事ができると思います。

家族に寄り添う事は、成人でも小児でも必要です。でも小児科の場合は、成人以上に家族への対応は慎重でなければならないという事を最低でも頭の片隅に必ず置いておいて欲しいと思います。

成人や老人が対象であった病棟勤務で余り家族との関わりを必要としなかった看護師が小児科に転職した時に、かなり強く違和感を感じる特徴的な面ではないでしょうか。

特徴その3 小児科看護って、他の科よりも勉強しなくちゃいけない事が絶対に多い!?

他の科に比べて勉強しなくちゃいけない事がいっぱいある事なんて、今更言われるまでもなく分かってる!そう言われてしまいそうですが、思いの外で勉強しなくちゃいけない事が多いのです。

疾患について、処置について、などなど成人とは違う事、同じであっても差がある事ってたくさんある事は、散々語ってきましたので、すでにご理解いただけていると思います。

じゃあ何の勉強なの?!と思われましたか?それは、発達段階に合わせた対応をしていくためには、共通の話題を持つ事も必要です。

つまり、幼稚園児、小学生(さらに低学年か高学年か?)、中学生の間では今、どんなテレビ番組や、どんな音楽、そしてお笑い芸人、など何でも話題ってどんなのか?という事にも興味を持つ必要があります。

さらに大変なのは、女児か男児かで、またさらに細かく話題が違うのです。微妙なラインで、この年頃の子には、この話題が通じるかも?と思って振ってみると撃沈する事もあります。

間違えると、必ず「そんなの子どものみる番組でしょ?」などなど、完全にバカにされた感じでトドメを刺されるので注意が必要です。

また、幼児が片言のような言葉で自分が好きなアニメのキャラクターの説明を延々としてくれるのを全く予備知識なく聞き取れてコミュニケーションが取れた!と思える人は、まずいないでしょう。

何度聞き返しても、全く意味不明の言葉としてしか認識できないものが次々と出てきます。成人や老人が相手であれば、こちらが多少トンチンカンな返答や表情を見せると空気を読んで話題を変えてくれる事もあります。

確かに、相手が小学生高学年以上くらいであれば「あ、知らないんだ。この人」と空気を読んでくれる子もいます。でも、相手が幼児であれば、そうは簡単に事は終わりません。

会話が噛み合わずにトンチンカンな方向に進めば進むほど、必死に教えてくれようと状況は悪化していきます。幼い子どもの好意を踏みにじるわけにもいかず事態は悪化の一途をたどる事は言うまでもありません。

幼児から中学生まで、話が合う人は(かなりざっくりな感覚ですが)基本的に良い人として印象付けられます。でも、そんな些細な事から患者と看護師としての信頼関係は始まっていきます。

相手が、どんなに幼くても患者さんであるという事に変わりはありません。相手を知る、という意味では、子どもたちの世界の話題にも通じている必要があります。

そういう意味では、医療や看護の勉強以上に難解な部分もあります。ただ、これもやっぱり子どもへの思いに比例しているというか、子どもたちが見ている世界を見てみたい。と思える人であれば意外と難しいことではないでしょう。

興味を持ったり勉強する範囲も果てしないのが、ある意味で小児科の特徴なのかもしれません。

小児科へ転職した時に看護師がメリットだと思える3つの事!

一般病棟などから小児科へ転職した時に「あぁ、小児科で働いて良かった。」と思える瞬間ってどんな時なんだろう?と考えてみました。

子ども好きな人なら、毎日子どもに囲まれているだけで幸せと思えるでしょうし、小児科という分野での勉強をしたいと思っていた人なら水を得た魚のように活躍できるでしょう。

正直、私はそのどちらでもなかったので、何もない?!と少し動揺してしまいました。ですが、色んな場面を思い出しながら、そこから色んな事を考えていると、案外良かったと思えた事って結構あった。

ふと思った小児科への思いがそれ程でない人でも小児科に転職した時の小児科で働く中で感じたメリットを少しばかりですが、ご紹介したいと思います。

これから子育てする人にとっては人生勉強の絶好の機会になるというメリット

結婚、出産、子育て…。独身の看護師であれば、今後の近い未来、人生の中で経験したいと思っている人が多いのではないでしょうか?

小児科勤務をする中で学べる事は実にたくさんあります。出産後にどんな健診があって、成長発達の過程での正常と異常という部分に関しては教科書上の知識だけでなく実際を見聞きできるという事。

なかなか実際を見聞きするという機会は一般病棟に勤務していたら滅多に、いや、まずない事と言って良いでしょう。そんな貴重な経験ができるという事が、まずメリットだと思います。

そして、子育てという部分では、家族関係を見ている中で「自分もこんな風に子どもを育ててあげたい」と思う時もあるでしょうし「こんな親にだけはなりたくない」と思う瞬間もあるでしょう。

それに、もっとドロドロした部分を垣間見る事もあります。破綻した夫婦関係であったり、嫁姑問題に遭遇してしまったり、相談に乗らなくてはいけない場面も珍しくはありません。

そうやって、色んな人の結婚、出産、子育てについての話を聞いて他人の人生を疑似体験できる事は、人生設計を立てる上ですごいメリットだとは思いませんか?

親身に相談に乗る事は、患者さんや、その家族にとってだけでなく、自分自身へのメリットとして返ってくるという事も覚えておいてもらいたいと思います。

今後の看護師人生でオールラウンダーとして貴重な存在になるというメリット

成人や老人の病棟に対して、小児科病棟自体の数が少ないという事もあり、いつの時代も多い小児科病棟で勤務したいと思う看護師にとっては狭き門となっています。

そんな狭き門をかいくぐって小児科で勤務できたとしたら、そこで得られる経験は、その後の看護師人生にとっても大きなメリットだと言えるでしょう。

成人以上の経験しかない人がほとんどです。ですが、小児はとにかく病気や怪我の機会が多いので、場合によっては一般病棟に小児が入院せざるを得ない状況になる事も少なくないように思います。

そんな時に、やっぱり小児科勤務経験がある看護師は違います。成人しか経験のない看護師は、どうしたらいいのか分からず右往左往する事が多々あります。

その点、小児科勤務経験者の看護師であれば処置の手際も良いですし、まず患者さんだけでなく付き添う家族に対しての対応から違います。

そんな時、周囲の成人しか経験のない看護師たちからすれば、羨望の眼差しを向ける存在です。成人の勤務経験を小児科で活かせる部分より、小児科勤務経験を成人の一般病棟で活かせる部分の方が圧倒的に多い。

それは小児科以外でも余裕を持って働く事ができるという、看護師と働いていく上では、かなり大きなメリットだと思います。

成人でも小児でも通用する看護ができるというオールラウンダーとしての強みは、今後の看護師人生において大きな武器になりますし、小児科勤務を経験する事で得られるメリットだと言えます。

他の科と比べて、笑顔になれる瞬間が絶対に多いというメリット

一般病棟で仏頂面のご年配の方々と緊張しながら接する毎日を考えると、なんだかんだと言っても小児科にいると思わず「クスッ」としたり、いつの間にか微笑んでいたり、そんな瞬間は圧倒的に多いでしょう。

普段の会話の中だけでも片言で知ったかぶりをして難しい事を話していたり、面白い言い間違いをしたまま言葉を覚えていたり、ツッコミどころは満載です。

夜勤中だって、ラウンドをしているだけでも大胆な寝姿や可愛らしい寝顔を見ていると、微笑みながらナースステーションに戻っていた。なんて事もよくあります。

辛い処置や治療で大泣きした後も、何とか終了した後は抱っこしてあげて「よく頑張ったね。」と声をかけてあげる時に自分がいつの間にか笑顔になっている事も多いでしょう。

そういう意味では、トゲトゲしい緊張感ばかりを感じる一般病棟で働いている時よりも(もちろん小児科だって緊張ばかりの毎日ではありますが)小児科で看護師をしている時の方が柔和な顔をしていたように思います。

以前の自分の写真を見ながら、当時を振り返ってみると、どんな表情で、どんな気持ちで仕事をしていたのかを痛感させられます。

もしも自分の写真を見てみて、トゲトゲしい表情!って思ったら、そして小児科に少しでも興味があるのであれば、是非とも一度小児科勤務を経験してみてください。

小児科へ転職した時に看護師がデメリットだと思ってしまう3つの事!

多分、一番気になるのはメリットよりもデメリットの方なのではないでしょうか?想像もつかない初めての世界に挑戦しようと思う時には期待を超える不安がつきまとうものですよね。

でも、そんな不安を少しでも軽くするためには、あらかじめ理想や夢だけではなく真実と現実の世界を知っておく事が大切なことです。

ここでは、一般病棟などで看護師経験がある人だからこそ感じてしまいがちな小児科看護に対するネガティブ感情、つまりデメリットをご紹介しておきたいと思います。

どうしても疲弊してしまいやすいというデメリット

患者さんにとって看護師は、両親の代理のような存在であったり、幼稚園や学校の先生のような存在であったり、あるいはお姉さん、お兄さんなどの近い肉親のような感覚になったり…。

もちろん、看護師としては患者さんという認識はあっても、自分の事を色んな存在の代わりとして親しみを持って頼られたりすると、ついつい肩入れしてしまいがちです。

一般病棟でも、そういう事は無い訳ではありませんが、小児科病棟では特によくある事だと思います。同時に、患者さんの両親にとっては、自分の代わりに大切な子どもを大切に扱ってくれているのだろうか?

面会の時などに、両親からの、そんなプレッシャーをひしひしと感じる時も多々あります。プレッシャーに負けて、特に丁寧に対応しなくては…。と底なし沼のような要求に応えなくてはならなくなったり。

とにかく、患者と看護師というラインが一般病棟と比べると薄くなってしまいがちなのが小児科の辛いところ、と言えるかもしれません。

患者さんに仕事を超えて肩入れしてしまうと、自分の中でストップが効かなくなってしまい結局は疲れ果ててしまうという構図がほとんどです。

一般病棟でもよくある、患者さんに人気がある「良い看護師さん」に限って早く辞めてしまう。そんな風景が一般病棟以上に小児科病棟には多く見られるような気がします。

出産や子育てに対しての不安を感じてしまうというデメリット

看護学生の時代に、多感な人なら一度は感じた事がある「もしかして、私はこの病気なのでは?」という知ってしまった事で感じる不必要に不安を掻き立ててしまう知識

小児科で勤務すると、その類の不安を思わず感じてしまう瞬間は誰にでもあると思います。

例えば、遺伝性の疾患を持って生まれてきた子の両親からは、必ずと言っていいくらい自分達を責めて責めて、その子の人生に起きる悪い事の何もかもを全て自分達が責任を取る。というような話を聞いたりします。

難治性の悪性疾患の子の両親からは、どうして自分達が病気にならずに子どもがなってしまったのか?自分達が何か悪い事をしてしまったのだろうか?とやはり自分達を責める言葉が聞かれます。

もちろん、そういうご両親も子どもたちの回復や成長とともに少しずつ考え方も変化して前向きになっていく事も多いのですが、思わず自分だったら?と考えてしまうと、やり切れない思いになってしまいます。

もしも、自分に子どもが生まれて先天性や悪性疾患だったら?どう考えても自分の今までの生活の影響だ。と思わずに居られるだろうか?

患者さんやその家族に自分の姿を重ね合わせて将来を考えてしまうと、出産自体に対して不安を感じたりする機会は少なくなかったように思います。

次に転職するタイミングを逃してしまいがちというデメリット

もしも、生涯を小児科に捧げよう!そう決心している方にとっては、完全に関係のない部分になってしまうのでスルーしてください。

小児科は看護師としてキャリアを積む中での一つのステップと考えている方には、少しは役に立てるかもしれません。

やはり小児科は特殊な科です。対象が小児だという事で、一般病棟全般とは必要となる知識や技術が微妙に違います。

基本的な事は通じてはいますが、いざ臨床ですぐに基本を生かして応用ができる看護師って果たしてどのくらいいるでしょうか?という世界ですよね?看護の世界は。

看護師だけではとは思いますが、自分の能力を最大に発揮できイキイキと働けるようになるのって、その職場に慣れたり馴染んだりしてきた時ではないでしょうか。

今まで成人を相手に一般病棟で働いてきた人たちにとって、小児科病棟は慣れたり馴染むまでには結構な時間が必要になるかもしれません。

逆に言うと、慣れて一度馴染んでしまうと、そこからまた全く別の世界へ身軽にさぁ飛び出そうとは思えなくなってしまう部分も大きいという事にもなります。

そういう意味で、成人の一般病棟から一般病棟に転職するのに比べると小児科から一般病棟に転職しようと思うには、それなりのモチベーションが必要になると思います。

そんな事になってしまいがちなのも、小児科特有の悩み的な部分なのかもしれません。

ズバリ、私は小児科に向いてる看護師?

小児科に向いてるか、向いていないか?他の科でもそうですが、実際に働いてみない事には自分にもわからないし、他の誰にもわからない部分ではあります。

絶対に向いてない、いや絶対に向いている。そう思いながらも、実際に勤務してみたら残念な結果になる事は珍しい事ではありません。

でも、自分が小児科で働いてみて、一緒に働いている人を見て、小児科向きだなぁと思えた人や瞬間の事を思い出しながらいくつか書いてみました。

小児科向きな看護師と言えば、やっぱり子どもは好きな人

これまで散々、小児科には逆に子ども好きじゃない方がいい!くらいの論調できた私が言うのもナンですが…。

基本的に向いているか向いていないかで言うのであれば、やはり子どもが好きな方が圧倒的に向いていると思います。

子どもが嫌い!という人は、それほど多くはないと思いますが、やっぱり子ども嫌いの人が無理矢理に小児科に配属されても、患者と看護師双方にとっても精神衛生上良くないです。

どんな世界であっても、その世界が「好き」という事以上の才能はないのではないか?そう思う事がよくあります。向き不向きを言うのであれば、もっともシンプルな条件ではないでしょうか?

小児科向きな看護師と言えば、情熱的過ぎるより、多少クールなくらいの人

どの科でも看護師自体にそういう部分が必要とされるのではないかと思いますが、少し離れたところから一線を引いて物事を見て考えて判断できる事。

もちろん、人を人とも思わないような冷血さは逆に恐怖以外の何ものでもありませんが、多少のクールさは看護師として長くキャリアを積んでいくためには必要不可欠だと思います。

特に小児科は、まず純粋で幼い子どもたちは全く他意なく一線を超えてきます。そういう時に、普通の人であれば自分が一線を引くという事に対して罪悪感すら感じると思います。

しかし、あくまで自分が看護師であって目の前にいる可愛い子ども達は、あくまで患者さんである。その現実に自分を引き戻せる程度のクールな部分は絶対に必要です。

こんなに可愛くて良い子が、こんな病気になって大変な思いをしたり苦しんだり、できるだけの事はしてあげたい。そう思うのは当然ですが、看護師である自分一人でできる事には限度があります。

思い入れが強すぎると、もちろん上手くいけば大きな喜びもあるでしょうが、もしも上手くいかなかった時の衝撃は倍増する事が多いように思います。

きちんと冷静に現実も併せて見つめる事ができるタイプの方が、最終的には相手に対しても自分自身に対しても優しい結果が得られ、平均点の高い看護が提供出来るのではないでしょうか。

小児科向きな看護師と言えば、好奇心旺盛な方で一緒に楽しめる人

子どもが好きか好きではないか?というくらいに重要なポイントじゃないかと私自身は思っています。それは、好奇心が旺盛であるという事。

子どもたちが好きそうなキャラクターやゲームが好きな子どもっぽい人、もしくは、オタクっぽい人。という意味ではありません。

逆に自分が好きな世界だけでなく、全くの異文化とも言える、子どもが好きだという世界にも興味を持って臨める人という意味です。

意外と子どもたちは、特に遊ぶ事に関しては、相手が本心から興味を持っているのかいないのか?という事を見極める高い能力を持っています。

もちろん、戦隊キャラにハマって一緒に遊ばなくちゃいけない。とか、そこまで強く求められるわけではありません。休日の朝に偶然あの子が好きなキャラクターの番組をやっていたから何気なく見てみた。

そんな時に「あ、あの子が言っていたキャラクターってコレだ!」と思う事ができるだけでも子どもとの共通の話題ができるのです。それだけでも子どもたちは十分な評価をしてくれます。

毎日、会話の中には、よく分からないアニメやゲームや戦隊モノの、やたらと難しいカタカナのキャラクターの名前が登場します。

そんな一見、どうでも良い会話を「面倒臭い、どうでも良い」と流してしまうか「私、この前初めて見たよ、そのキャラクター」と少し話に乗れるのか。

小児科での看護師生活が楽しいものになるのか、訳が分からないつまらない世界になるのか。そこにかかっていると言っても過言ではありません。

小児科への転職で失敗しないための注意点ってなんだろう?

小児科への転職で失敗しないために、どんな事を考えたり、準備しておいたりするべきなのか?という3つの注意点を挙げてみました。

・自分の理想が妄想になっていないか確認してみる事。

・その後のキャリアアップについてきちんと考えておく事。

・転職先に考えている職場についての情報収集をきちんとしておく事。

各注意点について、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

自分の理想が妄想になっていないか確認してみる事。

小児科を希望する看護師にとって、小児科で働くという事への思い入れが強すぎて、理想が妄想化してしまっている人をたまに、いや結構?見かけたりします。

手をつないで輪になって笑顔で歌を歌いながら自分の周りを囲む子ども達、そしてその周辺にはお花畑と蝶々が飛んでいる。というのは大袈裟ですが、小児科病棟をパラダイス並に勘違いしている看護師も少なくないと思います。

誰にとってのパラダイスなの?って思ってしまいます。だって、ハッキリ言うと小児科病棟は子どもにとって地獄です。家にも帰れず、食べたいおやつも食べられず、遊びたくてもベッドから出られない。

子どもにとってのストレスをすべて満たした環境です。そこで看護師として働くという事は、子どもたちから見れば、ある意味悪の手先です。

そんな存在であっても、患者さんである子どもたちへの愛情や思いやりを持って、ストレスだらけの環境を少しでも一瞬だけでも楽しい世界に変えてあげられるだろうか…、そんな、ほんの些細なお手伝いしか自分にはできない。

小児科の現実は、そんな所です。自分が小児科病棟で勤務するという事について、妄想状態とも言える過大な評価や期待をしていると理想と現実のギャップですぐに潰れてしまう。という事にもなりかねません。

もう一度、自分にとっての小児科看護師の姿を振り返ってみてください。

その後のキャリアアップについてきちんと考えておく事。

一つの病院の小児科病棟で、資格などを取らずに一生離れずに働き続けるという事は限りなく不可能に近いのではないかと思います。

病院自体が小児科専門の病院というのであれば、資格云々を強く意識したり考えなくても何とかなるかとは思います。しかし一般病院の中の小児科病棟という事になると話は別です。

小児科は特に人気も高い病棟です。ある程度の経験年数になってくると、キャリア形成目的で異動を勧められるようになります。

異動せずに小児科でずっと働きたいと思っている人であれば、小児科系の認定や専門などの資格取得を目指すというのは大きなポイントになると思います。

もちろん、その病院が、そうした資格取得に対して積極的に後押しをしてくれるという事が必要条件です。

また、小児科での勤務は自分のキャリアアップの中での通過点に過ぎず、ある程度の経験を積んだら他の科に異動したい、もしくは転職をして別の職場で働きたい。という人もいるでしょう。

小児科に転職した後、自分がどのようにキャリアアップしていこうと考えているのか?という事を考えて計画を立てておけば、今が小児科に転職するタイミングなのか?という事も含めた視点で考えられると思います。

転職先に考えている職場についての情報収集をきちんとしておく事。

やはり、転職先の職場が自分が思っているような職場なのか?という部分を知っておく事が失敗しない転職をするための最大の注意点になるのではないかと思います。

職場の雰囲気、人間関係、教育体制、待遇や福利厚生…。知りたい事は限りなくあると言っても過言ではないですよね?

特に小児科病棟では、もっと細かく知りたい事が増えると思います。入院している患者さんの年齢層は?難しい症例の子も多くいるのか?小児外科的な事もやっているのか?などなど。

それに、やっぱり小児科専門の看護師になりたいと思って転職する人にとっては研修や資格取得に対しての病院の支援制度なども気になりますよね?

小児科病棟への転職を成功に導くためには、やはり新しくて正確な情報を少しでも多く得ているという事は重要なポイントになるに違いありません。

まとめ

すでに一般病棟などで看護師として経験のある皆さんが小児科に転職してみたいんだけど、一体どんな所なの?そう思った時に少しでもお役に立てればと思い、少しではありますが、ご紹介させていただきました。

とにかく、成人の一般病棟と小児科とでは、結構なギャップがある特殊な世界ではあるけれど、これくらい心の準備をしていれば、何となくやっていけるのかも?

また、小児科って子どもが相手だから大人とは違って可愛いし、楽しい事の方が多いに違いない!ってある意味、妄想の世界で小児科を目指していた人にとっては、目覚まし効果になった!

そんな風に思っていただければ幸いです。

小児科での看護は思っているほど甘くはないけれど、やっぱりすごくやりがいのある素敵な職場である事には間違いないと思います。

ですから、そんな世界に魅力を感じている方には是非とも良い職場に出会って、素敵な小児科看護師ライフを満喫していただきたい!心からそう願っています。

看護師として忙しい毎日を送りながらも、効率よく情報を収集し、少しでも理想に近い職場探しをするのであれば、やはり転職サイトへの登録が一番の近道になるのではないでしょうか?

自分の希望や条件をしっかり伝えれば、自分の代わりに理想に近い職場を探してくれるのが担当のコンサルタントです。理想通りの小児科看護師への道を一緒に切り開いてくれる存在になってくれるはずです!

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